■幼児期だからこそ「淡い色」
小さな子供は、はっきりとした鮮やかな色を好みます。しかし、だからといって、幼児期に強い色だけを与え続けていてもよいのでしょうか。音感や語感については、幼児期ほど高い感受性と適応能力があることがよく知られています。また、味覚についても、最初は薄い繊細な味から与えたいという方も少なくありません。色についても、音感、語感、味覚と同じではないでしょうか。感受性の高い幼児期に、淡い繊細な色に触れることにより、繊細で優れた色彩センスをはぐくむことができると考えます。そこで、原色の玩具ばかりが溢れている今、あえて淡い繊細な色彩としました。
■創造力を発揮しやすい「淡い色」
「淡い色」の理由は、幼児期の色彩環境を考えてのことだけではありません。従来の強い色の積み木の場合、何かを作るときに色が気になり、形に集中することができません。また、無塗装の積み木は、色に邪魔されないため、形に集中できる一方、色を組み合わせて遊ぶことができないのです。色調を統一した淡い色の積み木であれば、ときには色で遊び、ときに形で遊ぶ、というように自分で意識を切り替えて遊ぶことが簡単にできます。このように、意識の切り替えをマスターし、「色」「形」を自由に組み合わせて遊ぶことは、積み木以外のいろんな場面でも創造力を発揮しやすくさせます。
■1箱で70種類以上の「造形力」
買った積み木で子供が遊ばない場合、原因の多くは積み木にあります。子供の想像力のせいではありません。市販の積み木には、立方体のような単純形状のピースが多いものがたくさんあります。そのような積み木は、家庭のように少量で遊ぶ場合には、何も作れないため、子供は楽しむことができません。また、立方体が100個でも「橋」が作れないように、ピースの形状と組み合わせは、数量と同様に重要な要素です。1箱だけでも70種類以上の、いろいろな形を作ることができる積み木であれば、子供は自由に遊び、十分に楽しむことができます。
■造形力の秘密は「台形ピース」
1箱で70種類以上の形が作れる秘密は、台形ピースの採用にあります。台形ピースは、従来の積み木ではあまり重要視されず、ほとんど採用されてきませんでした。しかし、ピース単体の表現力を比較した場合、立方体が1通りの置き方しかできないことに対し、台形は6通りもの置き方が可能です。台形ピースの使用により、チューリップやロブスターなど、従来の積み木では作れなかった形をかんたんにつくることがきます。また、台形ピースは置き方や組み合わせのバリエーションが多いため、パズルのように頭を使って遊ぶことができます。
■自然塗料と国内製造による「高い安全性・高品質」
ピースの誤飲を防ぐため、基尺は5cm、最小ピース(三角)でも最小幅5cmを確保しています。積み木は、安定した積み上げを行うためにも、ある程度の大きさと重量が必要です。木材は重量感のあるブナ材、塗料はドイツのビオファ社とリボス社の自然塗料を採用し、美しい木目を生かして仕上げています。自然塗料は化学溶剤の使用が一切なく、メーカーが塗料の成分を全て開示しているものを使用していますので、安心して子供に与えることができます。加工は製造歴30年以上の国内の木製玩具製造会社が行っています。高品質で大人が魅力を感じるような積み木であれば、大人になるまで物を大切にする気持も育てます。
|