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Q:幼児には原色の方が良いのではないか?

A:「原色」または「淡い色」と決め付けずに、できるだけ多様な色調に触れることが良いと考えます。確かに、シュタイナーやモンテッソーリといった著名な幼児教育家は、はっきりした色を提唱しています。ただ、提唱された時代は50〜100年以上も昔のこと。今のように原色のプラスチックはなく、多くの自然素材に囲まれたていた時代です。当時は原色の玩具が必要性の高いものであったと思います。現在の幼児をとりまく環境を考えた場合には、あえて淡い色や自然素材の色があってもよいと考えました。

Q:塗料の色落ちや、色あせはしないか?

A:使用による色落ちや色あせについては、残念ながら「ある」とお考え下さい。ただ、その程度は、経年変化に応じた自然な風合いの変化程度のもので、むしろ、あることが自然なものと考えています。プラスチックや溶剤系ラッカーを塗った製品であれば、変化はしませんが、自然塗料はその点が若干異なります。(舐めても安全など良い点も多いですが)ですので、5年使えば5年使ったなりの風合いになります。しかし、積木の本質であるデザインと機能は何年経っても変わるものではありません。大人になり、小さい頃に遊んだ積み木として誇りを持って飾ることもできます。その際にも、経年による変化はあることが自然と考えています。

Q:手垢など積み木の汚れの取り方はどうすればよいか?

A:通常の使用よごれは、水や中性洗剤を薄めたものを布に湿らせ手早くふき取ります。汚れの種類によっては消しゴムも効果があります。

Q:参考図例は子供の創造性を無くさないか?

A:そのようにお考えの場合には、図例シートは使用せずに保管しておくことをお勧めします。本来、図例は必要ありません。ただ、経験から、図例をすばやく理解できる子供が、図例にない、大人が想像もしなかった恐竜や乗り物、驚くような造形物を作り出す例は少なくありません。 図例添付の第1の目的は、積み木の表現力の豊かさを示すためです。よく「自由に遊ぶ」といいますが、何も作れないセットでは、自由に遊ぶことさえできないのです。積み木は幼稚園用と家庭用では、遊ぶのに適した量や形状の組み合わせが異なります。参考図例は、この積み木が、一箱からでも遊ぶことができることを示しています。第2の目的は、大人が一緒に遊ぶのに便利だからです。やはり大人は最終的には子供の想像力にはかないません。でも、一番最初だけは、子供に遊び方の一例を示すことができます。

Q:子供にデザインのよさが分かるか? 

A:子供は大人よりも繊細な感性を備えているといわれています。子供は言葉にはしませんが、木目や美しい色を十分感じると考えます。現在、多くの玩具は、幼児の感性を低く見ている傾向があります。理由もなく、玩具というだけで、わざわざ「子供用」に仕立てられているものもあります。しかし、子供は意外に、玩具でなく本物の機械や大人っぽいデザインを好むものです。3歳くらいの女の子などはTONO-8のパッケージを喜んで、宝物のように大事に扱ってくれます。

Q:大人向けの商品か? 

A:大人用に考案したものではありませんが、大人も十分に楽しむことができます。夢中になり、しばらく子供に渡さないお父さんの話もよく聞きます。キャラクターの積み木などと違い、大人も良いと思える積み木であれば、成長して途中で手放すこともなく、大人になっても大事に持ち続けることができます。


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